無呼吸などの睡眠障害を診断するために必要なデータの収集に役立つ柔らかくて軽いパッチを開発するニューヨークのスタートアップTatch社は、Spark Capitalが主導するシードラウンドで425万ドル(約4億5,600万円)を調達したと伝えた。この資金調達にはAbstract VenturesとCorrelation Venturesも参加した。これまでの調達金額の合計は560万ドル(約6億円)となった。
AppleはApple Watch用の睡眠トラッカーを発表した。またFitbitやOura Ringなどの製品は、以前から睡眠分析機能を提供している。Tatchが開発しているのは毎晩の睡眠を追跡するためのものではなく、睡眠の問題をいち早く診断し、データを理解できる専門家に相談するためのデバイスだ。
ユーザーは柔らかいパッチをひと晩中、体につけておく。自発呼吸、呼吸量、酸素レベル、姿勢などのさまざまな信号をセンサーが測定し、睡眠の状態が良くない夜間に身体がどう機能しているかを明確に把握することを目指す。何日かデータを収集したら、データを解釈して問題を診断し今後どうするかを提示できる専門家に相談する。
記事原文はこちら(『TechCrunch』 2020年6月27日掲載)
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