咳は病気の症状として重要で、含まれている医学的な情報は多岐にわたる。咳の情報に焦点をあて、音響疫学(acoustic epidemiology)という新たな分野を開拓し、咳のデータを収集・解析するAIプラットフォームを提供するHyfeという企業がある。
Business Leaderには、HyfeのCEOであるJoe Brew氏のインタビューが掲載されている。同社は一般ユーザー向けに咳をトラッキングするスマホアプリ『Hyfe Cough Tracker』をApp StoreとGoogle Playで提供している。一方、研究者向けにはHyfe Researchというアプリと、Hyfe Screeningというウェブサイトを提供し、そこで研究に必要なデータセットを共有する。スマホアプリ上では、爆発的で短い突然の音のピークを検出し、ユーザーのプライバシー保護と通信帯域幅の節約目的から、0.5秒以下のピーク音のみを記録していく。サーバー上へ安全に送信されたデータは、機械学習モデルで、咳、くしゃみ、その他の音のように分類され、そこから疾患別の分類など下流のアルゴリズムが実行される(疾患分類モデルは現在未公開)。
記事原文はこちら(『The Medical AI Times』2021年4月20日掲載)
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