Appleの「Apple Watch」のシリーズ4、5、6用の心電図アプリがオーストラリアで利用できるようになった。Apple Watch Series 3以降には、心房細動をチェックする不整脈通知機能も搭載された。
「Apple Watch」は、光学式心拍センサーにより、定期的にユーザーの心拍リズムをチェックする心房細動機能がある。最低65分間のうちに行われる5回のチェックのうち、不規則なリズムが確認されると通知により警告される。
ウェブサイトの記述によると、心電図アプリは30秒の後、ユーザーの心拍リズムを心房細動、心拍数の高い心房細動、洞律動、高い、もしくは低い心拍数、不確定、記録不足のいずれかに分類される。記録はiPhoneのHealthアプリに安全に保管され、PDFフォーマットで医師などと共有することも可能となる。
Appleが600名ほどの被験者で行った臨床試験によると、この心電図アプリは、洞律動を分類する上で99.3%を特定し、心房細動を分類する上では98.5%の感度を示した。
また40万人以上の被験者のもと不規則なリズムの通知機能を試験し、その結果は2019年に出版されたApple Heart Studyに掲載されている。12月にFDA(米国食品医薬品局)はAppleの心電図アプリに心房細動機能をアップデートすることを承認した。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2021年5月31日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
Comments are closed.