image : vibrosonic
フラウンホーファー・製造工学および自動化研究所(Fraunhofer IPA)と、テュービンゲン大学の耳鼻咽喉科クリニックからのスピンオフ企業、Vibrosonic社は、聴覚障害を持つ人々の生活の質を向上させるべく、世界初の聴覚コンタクトレンズを備えた補聴器を開発した。
標準的な補聴器では、スピーカーが着用者の外耳道内側にあり、音響に歪みが発生する要因になる。またマイクは、風などのノイズ干渉を受けやすい耳の後ろに配置されている。Vibrosonicの開発した聴覚システム『Vibrosonicalpha』は、こうした課題を解決するもの。
聴覚コンタクトレンズを使用すると、スピーカーが鼓膜の真上に配置されることに。これにより、振動が空気中のノイズに干渉されることなく、耳小骨に直接伝達される。
研究からは、『Vibrosonicalpha』が軽度から中等度の聴覚障害を持つ人々の聴覚体験を改善することが示されている。
記事原文はこちら(『TECHABLE』、2021年7月10日掲載)
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