サルコペニア(sarcopenia)は筋肉量と筋力の著しい低下を示した状態で、健康寿命と密接に関わる。そのため近年、国際的にサルコペニア予防に向けた取り組みが注目されている。「CT検査にディープラーニングモデルを適用し、胸部CTの範囲内でもサルコペニアを有効に評価できる」とする研究成果が、米ウィスコンシン大学マディソン校の研究チームから公開された。
同研究では、大腸がん検診のためにCT検査を受けた無症状の成人9,000人以上を対象として、腰椎L1およびL3レベルの筋肉に対して、ディープラーニングモデルを学習させた。その結果、従来のサルコペニア評価でスタンダードとされてきたL3レベルと比較して、L1の高さであっても同等に評価できることが示された。
記事原文はこちら(『The Medical AI Times』2021年8月26日掲載)
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