『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「注目ニュース」をピックアップし、独自の視点で解説していきます。
今回注目したニュースはこちら!
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“オンラインダイエットサービスの『BeTEAM』スタート”
女性専用のフィットネススタジオを運営してきたノウハウを用いて、LIFE CREATE社から4ブランド目となる女性専用のオンラインダイエットサービスが登場!
『BeTEAM』は、独自の糖質コントロールメソッド「グリコンダイエット®」での食事管理や、オンライントレーニング「Beトレ」でキレイに痩せるトレーニングなど、オンラインのみで8人のメンバーがつながり、共に励ましあいながら16週間ダイエット目標にむかって取り組む感動型ダイエットサービスです。
ダイエットを続けるための我慢や努力を促すのではなく、“チーム”の力がダイエット成功に導きます。 完全オンラインでありながらも、毎日アプリで“チーム“とつながり、仲間からの熱いメッセージがダイエットの励みとなり、そして時に、感動を生み出します。ローンチ前のモニターテストでは、46人がダイエットに成功し、合計368.9キロの減量に成功。1人のダイエットに何度も挫折し諦めていた方も、1人ではスタートできなかった方も、チームだから変われる、人生最高のダイエットを『BeTEAM』でお届けします。
■ブランドHP:https://beteam-diet.com/
また『BeTEAM』のスペシャル企画として、「ダイエットリアリティーショー番組」をYoutubeにて配信!ぽっちゃり系モデルから、YouTuber、役者や空間デザイナー兼ヨガ講師など様々なバックグラウンドの21才~50才の女性たち8人が参加し、『BeTEAM』によるダイエット模様をお届けします。ダイエット目標は、8人でなんと合計102キロの減量!
オンラインでつながり、共に励まし、共に奮闘しながら過ごす16週間の軌跡をYouTubeにて全8話でお届けします。また本企画のスペシャルサポーターとして「3時ヒロイン」が就任。8人の女性たちによるダイエットとは思えない、仲間との感動の16週間をお届けします。
プレスリリースはこちら(株式会社 LIFE CREATE 2021年8月16日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
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『mHealth Watch』の視点!
今回注目するのは、チームで取り組むダイエットサービスに関するニュースです。
グループ制、チーム制で取り組むヘルスケアサービスは、コミュニティならではの「仲間」の存在が「継続」に作用するというのが、一番の魅力だと思います。
仲間の存在は、時には刺激になったり時には励ましだったり、またまた新たな発見の気づきにつながったりと、一人での取り組みで体験できない価値が生まれりします。
しかし、コミュニティを活用したチームによる取り組みでは、コミュニティの進行を参加者任せにしていては、コミュニティの価値である仲間からの刺激や励ましだったり、新たな気づきにつながっていきません。
やはり、チームでの取り組みであっても、コミュニティの価値である仲間からの刺激や励ましだったり、新たな気づきなどの価値提供するためには、コミュニティの価値につながるためのコミュニティ内の仕掛けだったり、働きかけだったりといった、コミュニティの運用が重要になってきます。
今回のLIFE CREATEが提供をスタートさせたオンラインダイエットサービス『BeTEAM』でも、チームミーティングやチームチャットなどのチーム内のコミュニケーションの活性化のシナリオも組まれていたり、いっしょに取り組むオンライントレーニングでチーム内での連帯感を強める仕掛けだったりと、チーム制によるコミュニティを活用した仕掛け、カリキュラムがしっかりと組まれています。
さらに、ダイエットのメソッドとしても、無理な糖質制限を行わない「グリコンダイエット」といったアプローチが存在しているため、チームに参加するメンバーは同じ取り組みなので、自然とチームワークといった連帯感が強まります。
また、もともとが「ダイエット」が参加メンバー全員の目標、目的であるため、共感、共有が生まれやすい環境になっているのです。
このように、グループ制、チーム制で取り組むことは「継続」に効果的な面もあるのですが、一つ気になる点としては、全ての人がコミュニティに馴染めるかというとそんなことはなく、またコミュニティとの距離感は人それぞれ異なるケースが出てきます。
コミュニティ内で、頻繁にコメントする人もいれば、逆に他人の発言を見守る人など、コミュニティ内での役割はもちろん心地が良いコミュニティ内の立ち位置は異なってきます。
これらそれれぞの人のコミュニティ内の立ち位置をどこまで許容しながら、コミュニティへの参加を促すか、またそれをどのようにコミュニティ内でリード、もしくルール化していくのかなど、細かいコミュニティの運用が求められてきます。
グループ制、チーム制は、サービス、機能面だけではなく、人同士の繋がりが価値であったりするので、コミュニティの価値をどのようにプラス面に引き出すか、また人それぞれのコミュニティ内の心地良い立ち位置をどう尊重しながら連帯感に働きかけられるかなどの運用のノウハウが重要なポイントだと思います。
グループ制、チーム制を取り入れたヘルスケアサービスでは、人同士の繋がりの価値をコミュニティの運用にいかに落とせるかが、今後の成功のポイントになってくると考えています。
『mHealth Watch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、主に健康系ウェブサイト、コンテンツなどの企画・制作・運営を担当。また『Health Biz Watch Academy』では、「mHealth」のセミナー講師として解説。(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
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