FDA(米食品医薬品局)は、慢性腰痛を治療するAppliedVR社の仮想現実システム『EaseVRx』を販売するため、同社にDe Novo承認を与えた。
処方医療機器となる『EaseVRx』は、VRヘッドセットとコントローラ、および利用者の深呼吸を訓練するために使う「呼吸増幅器」を含んでいる。患者は56のVRセッションに参加可能で、痛みを治療するため認知行動療法を使用する。このセッションは呼吸の練習、マインドフルネス、リラクゼーション反応および実行機能などコンテンツを提供している。
FDAは、本システムを「3D EaseVRxprogram」または認知行動療法のない「2D control option」いずれかを行った腰痛持ちの参加者179名の無作為二重盲検調査を使って評価した。その後、参加者は8.5か月間追跡された。
研究者によれば、『EaseVRx』利用者の66%が、治療後に痛みの減少が30%上回ったことを報告し、対照群では41%しかなかった。1か月後、『EaseVRx』を使った調査参加者全員は、30%の痛みの減少を報告した。2か月と3か月後、痛みの強度を除くすべての指標に対して30%の減少が継続した。一方、対照参加者は、全指標に対して各月のフォローアップ後、30%未満の痛みの減少を報告した。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2021年11月17日掲載)
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