呼吸器ケアを専門とする医療技術企業のRespira Labs社は、肺機能とその変化を診断する音響共鳴技術の開発を継続するために、100万ドル(約1億1,600万円)の資金調達と180万ドル(約2億900万円)の助成金を獲得することに成功した。新型コロナウイルス感染症や、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、喘息などの肺疾患を持つ患者にとって、肺機能とその変化を追跡することは非常に重要なことである。
同社が開発を進めているのは、マイクを使って肺機能を検出する、ウェアラブルで非侵襲的な肺機能モニタリング機器だ。
同社はこの技術で3つの特許を取得しているが、中でも重要なのは、人体に投射された圧電信号(パルスや音など)を分析して、肺の共振周波数や、音が身体にどのように吸収され、反射され、変化するかを明らかにするという技術だ。この信号は肺活量、肺に溜まった空気の量、COPDの有無などを調べることができる。
記事原文はこちら(『TechCrunch』 2022年2月14日掲載)
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