不眠症に対する薬物療法は「依存形成」などの課題があり、医療経済的なデメリットと併せて、英国民保健サービス(NHS)では代替治療法が模索され、そのひとつに「デジタル認知行動療法(CBT-I)」がある。Big Health社のAIアプリ『Sleepio』は、不眠症患者の思考・感情・行動を特定するセッションを経て、個人の睡眠に対する認知を改善し、健康的な睡眠習慣を促進する効果をもたらすという。
NHS傘下の公共機関「NICE: National Institute for Health and Care Excellence(英国立医療技術評価機構)」は、不眠症デジタル治療の選択肢として『Sleepio』を推奨する「NICE guidance」を同領域で初めて付与したと公表している。NICEの医療技術諮問委員会は、不眠症患者を対象としたSleepioの臨床試験(12件の無作為化対照試験を含む28件の研究)をエビデンスとして評価した。
記事原文はこちら(『The Medical AI Times』2022年5月25日掲載)
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