米国の高齢者の肥満率は急激に上昇している。2030年までにメディケア受給者のほぼ半数が肥満になると予想され、2010年の28%からさらに増加する。
さらに懸念されるのは、65歳以上で重度の肥満(BMI40以上)の人の数は、20年間で倍増すると予想されていることだ。
肥満の有病率の増加は、医療費の増加と相関している。肥満は、糖尿病、心臓病、がんなどの他の疾患を発症するリスクが増加する。これらの疾患は、米国の医療システムに年間5,000億ドル以上の損失をもたらしている。
これらの費用の増加を防ぐために、メディケアが肥満を病気として扱うことを制限しているのは不可解だ。すでに、アメリカ医師会は2013年に肥満を病気として分類したが、政府は治療に対する保障において遅れをとっている。
メディケアプランの中には、肥満に対する対面での集中行動療法をカバーしているものもあるが、ほとんどのプランでは、バーチャル減量プログラム、栄養カウンセリング、抗肥満薬、肥満手術などの他の多くの科学的根拠に基づいた介入はカバーしていない。
記事原文はこちら(『MedCity News 』2023年5月26日掲載)
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