マレーシア最大手の製薬会社Duopharma Biotech社は、地域社会レベルでのモバイル乳がん検診機器へのアクセス拡大に取り組んでいる。
同社は、検診機器『iBreastExam』を全国のプライマリーケア診療所で利用できるようにするための販売契約を、米国のフェムテック企業UEライフサイエンスのマレーシア支社との間で結んだ。
『iBreastExam』は、DCPC(Dynamic Co-Planar Capacitive)センサー技術を使用することで、乳房組織の弾力性の違いを治療現場でリアルタイムに測定することを可能にする、放射線を使わないハンドヘルド機器である。最小限のトレーニングしか必要としないこのユーザーフレンドリーな機器は、無症状の患者から臨床的に関連性のある乳房のしこりを特定しトリアージするのに役立つだけでなく、乳房の臨床検査を自動化・標準化する。また、データはクラウド上に保存されるため、シームレスなフォローアップが容易になる。
この装置の乳がん早期発見精度は、世界各国で実施された複数の独立した臨床研究によって確認されている。UEライフサイエンスは『iBreastExam』について、米FDAの認可や欧州のCEマークを含め、12ヶ国以上の規制当局から認可を受けている。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2023年7月25日掲載)
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