台湾では、スポーツの世界で「データ公益(Data Altruism)」の原則に則したデータ活用を進める取り組みが始まっている。「データ公益」とは、組織または個人が公益のためにデータを提供することを意味する。台湾政府は2023年春、同思想を取り入れた「Sports Data Altruism(スポーツデータ利他主義) Service」をスタート。
プラットフォーム上には、台湾のデジタル発展省となる数位発展部(MODA:Ministry of Digital Affairs)がこれまでに主催したスポーツイベントや個人が装着しているウェアラブル端末などを通じ、スポーツデータが約41万件、フィットネスデータが約18万件、生理学的データが約6万件以上収集されており、31の企業が健康・スボーツに関する公共の福祉のためにデータを活用したサービスを提供しているという。
MODAでは、データ公益主義に基づいて開始した台湾国民のスポーツデータを活用したビジネスを、自国のみならず海外にも広げていきたいという構えである。特に、個人から収集したデータの活用がなかなか進まない日本に注力しているという。
記事原文はこちら(『CNET Japan』 2023年8月16日掲載)
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