WHOは認知症の60〜70%がアルツハイマー病としている。この病気を早期に発見できるよう、カナダ企業のRetiSpec社は人工知能(AI)を活用した眼の検査で発病を予測する手法の開発に取り組んでいる。同社は、商業化へ向けてこのほど1,000万米ドル(約14億円)を調達した。
具体的には、AIを用いて網膜の画像を分析し、タンパク質の一種であるアミロイドβの沈着を予測する。これにより、アルツハイマー病を早期発見できるのだという。これはアミロイドβの蓄積がアルツハイマー病の原因とされているためだ。
今回のシリーズAにより、2016年創業のRetiSpecの累計調達額は1,700万米ドル(約25億円)となった。資金調達とともに、同社はトプコンヘルスケアの最高商業責任者(CCO)を役員に迎え、商業展開に向けて着実に準備を進めていく構えだ。
記事原文はこちら(『TECHABLE』2024年8月23日掲載)
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