『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「注目ニュース」をピックアップし、独自の視点で解説していきます。
今回注目したニュースはこちら!
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“サンスターグループ、歯みがきを「やらなくちゃ」から「やりたい」へスマホと連動する“スマートハブラシ”『G・U・M(ガム) PLAY(プレイ)』みがき方をみがく「未来のハブラシ」本日“よい歯の日”に発売開始
サンスターグループ オーラルケアカンパニー(以下サンスター)は、いつものハブラシ(*)に、ハブラシの動きを認識するアタッチメントを装着し、スマートフォンと連動させることで、歯みがきの時間を楽しみにかえる新発想のデジタルデバイス、『G・U・M PLAY(ガム プレイ)』(\5,000税抜)の販売を、2016年4月18日(月)“よい歯の日”より『G・U・M PLAY』公式サイト(http://gumplay.jp)にて開始します。
『G・U・M PLAY』を通じて、楽しみながらキチンと歯みがきすることで、歯とお口が健康になり、からだ全体が元気になる、全く新しい歯みがき体験を提案します。
「みがき方をみがく」をテーマにした『G・U・M PLAY』は、4月11日の先行予約開始以来、数多くのお客様のご支持を頂きました。この度、二子玉川 蔦屋家電などでの店頭販売も本日より開始いたします。
プレスリリースはこちら(サンスターグループ、2016年4月18日発表)
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『mHealth Watch』の視点!
今回の注目ニュースは、スマホと連動する“スマートハブラシ”『G・U・M PLAY(ガム プレイ)』の発売開始に関するニュースです。
実はこのニュースについては、昨年秋に『G・U・M PLAY』の機能紹介ムービーとコンセプトムービーおよびティザーサイトが公開した時にもこの注目ニュースで取り上げました。
今回の『G・U・M PLAY』では、2つの基本機能として「MOUTH CHECK」、「MOUTH LOG」があります。
・「MOUTH CHECK」は歯みがきを採点
・「MOUTH LOG」は歯みがきデータを記録・分析
そして、実際にはこの基本機能を備えた3つの専用アプリが準備されています。
・MOUTH MONSTER →モンスターと戦うゲーム感覚のアプリ
・MOUTH BAND →楽器を演奏するように歯みがきできるアプリ
・MOUTH NEWS →歯みがき中の3分間に、さまざまなニュースを読み上げるアプリ
昨年秋にこの注目ニュースで取り上げた時に紹介した内容が、今回そのままアプリで提供された、という印象です。
歯みがきを「やらなくちゃ」から「やりたい」へ変えるために、歯磨きだけの時間だった3分間に別の目的を組み合わせるアプローチは、習慣化という視点で有効なのではないかと思います。
すでに習慣化できている歯磨きの時間および行動を上手く活用することは、新しい行動、習慣を増やしていく上では有効なアプローチです。
例えば、「歯磨き+筋トレ」や「歯磨き+英会話」などなど、「スキマ時間」と「歯磨きしながら●●」といったアプローチが成立すると感じています。
「筋トレ」や「英会話の勉強」だけの時間を作って新しい習慣にしていくのはかなりハードルが高いものです。でも、歯磨きという習慣を切り口にした新たな習慣化づくりは、既に習慣化している行動に組み合わせるので、ハードルは低くなります。
今回、スマートハブラシに連動する3つのアプリが提供されましたが、「歯磨きしながら●●」はもっともっとシリーズ化できそうな予感がしまいます。
スマートハブラシというと「歯磨きのデータ」を中心にアプリを考えてしまいがちですが、データだけの視点ではなかなか拡がりません。やはり、データとは別にひとつの「行動」として捉えてみると広がりが出てくるのだと思います。
スマートハブラシという機器が入り口ではありますが、今回の3つのアプリには、バリエーションを広げていくヒントや、多様化ニーズに応えるためのヒントがあるような気がしています。
『mHeath Watch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、主に健康系ウェブサイト、コンテンツなどの企画・制作・運営を担当。また『Health Biz Watch Academy』では、「mHealth」のセミナー講師として解説。(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。食コンディショニングアドバイザー。
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