『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「
今回注目したニュースはこちら!
==============================
“会員数 150 万人の食事管理アプリ『あすけん』が「Amazon Alexa」に対応開始”
ウィットは、Amazonが提供するクラウドベースの音声サービス「Amazon Alexa」に対応する『あすけん』を提供開始します。
『あすけん』はアプリやパソコンで食事を記録することで、その食事内容に応じた管理栄養士監修のアドバイスが自動的に受けられることが特徴の食事管理サービスで、2017年10月現在会員数は150万人を超えています。これまで食事写真を解析してメニューを自動判別する「食事画像解析機能」を搭載するなど、ユーザーが長期にわたって食生活の管理・改善を継続できるように、利便性の向上に努めてまいりました。
このたび、『あすけん』の「Alexa」対応により、音声で操作でき、常にハンズフリーで利用できるスピーカーAmazon Echoに「アレクサ、あすけんを開いて」と話しかけ、音声で食事を登録すると、摂取カロリーと管理栄養士監修の食事改善アドバイスを聞くことができ、「次にどんな食事を選んだらよいのか」が簡単にわかるようになります。まるで自宅に栄養士がいるかのように「次の食事は野菜料理を 1 品増やしてみませんか?」などといった具体的なアドバイスを体験できます。なお、本サービスはAmazon Echoの出荷開始より順次、提供を開始します。
ニュースリリースはこちら( 株式会社ウィット、2017年11月8日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
============================================
『mHealth Watch』の視点!
今回注目するのは、食事管理アプリではナンバー1の会員数を誇る『あすけん』が、いち早く食事記録の入力サポートを目的にスマートスピーカーに対応したニュースです。
今回『あすけん』が対応したのは、Amazonが提供するクラウドベースの音声サービス「Amazon Alexa」です。
「食事」、「運動」、「睡眠」は、健康三原則とも言われていますが、このなかで「運動」と「睡眠」はウェアラブル機器を活用することで、データの自動化、データの見える化が容易になってきています。しかし、残る「食事」に関しては、データの収集にはまだまだハードルがあります。
食事記録の手入力がまだまだ基本的な作業で、最近になって食事写真からの判定精度がようやく向上し、食事写真によるデータ化もひとつの食事管理の方法になってきましたが、やはりデータの微妙な修正も必要ではあります。
『あすけん』はこれまでに、食事写真からのデータ化にも取り組んできており、食事管理、食事記録におけるハードルをなるべく低くすることに取り組んできています。今回のスマートスピーカーへの対応も、食事管理の手間や煩わしさをなるべく排除することへの取り組みの一貫だと思います。
やはり、食事管理につきものの面倒くささの排除はもちろん、その面倒な作業をしたからこそ得られるしっかりとした食事アドバイスなど、利用者視点でサービスの充実を計っている結果が、150万人の会員数に繋がっているのだと思います。
食事管理、食事記録は、完全自動化が難しい世界ですが、どこまで進化していけるのか、そしてどこまで使い勝手を追求していけるのか、トップランナーである『あすけん』の進化を今後も継続的にウォッチしていきたいと思います。
『mHeath Watch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、
Comments are closed.