『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「
今回注目したニュースはこちら!
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“ビジネスパーソンの健康づくりをシャツでサポート!
『活動量計ポケット付き i-Shirt(アイシャツ)』全国のはるやまに新登場!”
はるやま商事は、健康総合企業のタニタの活動量計が収納できる専用ポケット付き『活動量計ポケット付き i-Shirt(アイシャツ)』を 、全国のはるやま店舗(2018 年 1 月末時点 252 店舗)にて発売いたします。
このたび発売する『活動量計ポケット付き i-Shirt(アイシャツ)』は、胸ポケットの内側にタニタの活動量計「カロリズム スリム AM-122」に対応した専用のスナップボタン付きポケットをプラスした、ビジネスパーソンの“健康づくり推進 i-Shirt”です。活動量計は上半身に身に着けることでより正しい計測が可能となりますが、一般に、胸ポケットに入れておくと、屈んだ時などに落としてしまう心配があります。『活動量計ポケット付き i-Shirt(アイシャツ)』は、内側のスナップボタン付きポケットにタニタの活動量計を収納することで、落下・紛失を防ぐことができます。これにより、ビジネスシーンでも一日の総消費カロリーや歩数といった活動量の計測が可能になり、ビジネスパーソンの健康づくりをサポートします。
プレスリリースはこちら(はるやま商事株式会社、2019年2月7日発表)
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『mHealth Watch』の視点!
今回注目するのは、タニタの活動量計が収納できる専用ポケット付きシャツをはるやま商事が発売するというニュースです。
ヘルスケア領域のモノ(商品)とサービスは、継続して使ってもらうことがポイントで、モノ(商品)とサービスを提供する上で一番頭を悩ませるのがいかに「継続」して使ってもらえるかという視点です。
モノ(商品)単体だけでは、なかなか差別化が打ち出せなくなってきています。
また、モノ(商品)づくりの発想からサービスを付加する考えだと、どうしてもモノ(商品)に付帯するおまけ的なサービスという位置付けになりがちで、魅力あるモノ(商品)+サービスという形になりません。
今回のニュースのケースでは、タニタの「歩数計」とはるやま商事の「シャツ」両社ともがモノ(商品)の提供なのですが、1つの商品を別の商品が補うという形で、継続して利用してもらうことへの新たな取り組みだと思います。
まだまだこのニュースのように、1つの商品を別の商品が補完したり、別の商品にちょっとした連動性を持たせるだけで、利用者の課題にアプローチできたり、継続をサポートできたりするのではないかと感じています。
オープンイノベーション的な発想、柔軟なアプローチが、これまでの課題の解決や新たな価値を生み出すためには必要です。その際に重要なのは、提供者側からの発想ではなく、利用者側の視点に立った課題の解決や新たな価値の提供というスタンスです。
モノ(商品)とモノ(商品)の組み合わせ、サービスとサービスの組み合わせによる「継続」へのアプローチは、もっともっと企業間の連携という枠組みで増えていって良さそうな気がしています。
新たな価値の提供や継続のサポートの可能性を拡げていく際には、これまでのように「独自」だけのアプローチではなく、「連携」という視点、アプローチを柔軟に取り入れていく必要が出てきていると強く感じています。
『mHeath Watch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、
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