『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「
今回注目したニュースはこちら!
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“CookpadTV、立命館大学の食マネジメント学部と連携協定を締結
食を題材としたSNS時代のコミュニケーションに関する教育プログラムを実施”
クックパッドの連結子会社であるCookpadTV社は食に関する教育・研究活動の推進を目的とし、2019年2月26日に立命館大学の食マネジメント学部(学部長:朝倉敏夫)と連携協力に関する協定を締結いたしました。
立命館大学の食マネジメント学部は、経済学・経営学を基盤に、「食」をマネジメント・カルチャー・テクノロジーの三領域から総合的・包括的な学びを提供し、食領域における高度マネジメント人材の育成と輩出を目指しています。
CookpadTVは設立以来、店頭サイネージでの料理動画配信やクッキングLIVE配信アプリなど、料理を楽しみにするための新しいサービスを展開してきました。この連携を機に、2019年度に同学部において、同社が運営する料理の「魅せ方」に特化した資格プログラム『kitchenSTAR』のカリキュラムをもとに、食を題材としたSNS時代のコミュニケーションをテーマにした教育プログラムを実施いたします。
【実施予定の教育プログラム】
<テーマ>
現代における食を題材としたコミュニケーションや情報発信のありかた(仮)
<内 容>
CookpadTV運営の料理の「魅せ方」に特化した資格プログラム『kitchenSTAR』のカリキュラムを元に、学生を対象とした教育プログラムを新たに開発。2回生以上対象の科目「ガストロノミックスタディプロジェクト」において、食を題材にして、SNSやブログ、映像素材等を活用したコミュニケーションや、それを使ったビジネスについて、実践を通して学びます。
プレスリリースはこちら(クックパッド株式会社、2019年2月26日発表)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
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『mHealth Watch』の視点!
今回注目するのは、食を題材としたSNS時代のコミュニケーションに関する教育プログラムに向けてCookpadTVと立命館大学が連携協定を締結したというニュースです。
今回のニュースによるCookpadTVと立命館大学の連携協定の枠組みでは、「ヘルスケア」「健康」という切り口での「食」という捉え方ではなく、「食コンテンツ」といったもっと大きな視点で、「食」のスペシャリストを育成するプログラムとしています。
ヘルスケアの領域、特に「食」という視点ではこれまでは「管理栄養士」「栄養士」が専門家としては中心でした。しかし、食コンテンツを題材としたビジネスという視点では、「管理栄養士」「栄養士」だけでなく、「料理研究家」や「料理教室の先生」、「食品会社」、「ブロガー」などなど、かなり幅広い方々が含まれてきます。
最近ではSNSを活用したコミュニケーションで「食コンテンツ」をどのように「発信」していくかということも、食コンテンツの領域では重要な要素、戦略になっています。しかし、ヘルスケアの領域、特に「健康」という視点では、食を伝える人は、「管理栄養士」や「栄養士」に任されており、「健康」「栄養」を「教える」という視点、切り口だけの発信には、限界がきているような気がしています。
やはり、「食コンテンツ」という視点に立った上で魅力ある発信方法のスキルを身につけ、「健康」「栄養」という要素を伝えることが、いまの健康専門家にも求めらてきているように思います。
食コンテンツの可能性は今後ますます拡がっていくと思います。その中で、SNSを活用とした情報発信、コミュニケーションは中心になっていきます。その時に、健康の専門家が蚊帳の外では残念です。
健康専門家は専門知識をいかに楽しいコンテンツとして伝えられるかという視点で「発信」するスキルの向上をはかっていって欲しいと思います。楽しい「ヘルスケア」と感じてもらえるためにも、コミュニケーションや情報発信する側の意識チェンジ、スキルアップも必要だと感じています。
『mHeath Watch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、
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