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『mHealth Watch』注目ニュース:おいしい健康『2型糖尿病患者を対象とした、スマートフォンアプリによる食事療法』に関する探索的研究を筑波大学と共同で開始

Posted by: mHealth Watch , 2022/05/23

『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「注目ニュース」をピックアップし、独自の視点で解説していきます。

今回注目したニュースはこちら!
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“おいしい健康『2型糖尿病患者を対象とした、スマートフォンアプリによる食事療法』に関する探索的研究を筑波大学と共同で開始”

〜糖尿病患者における食行動の解析と改善ならびに血糖上昇抑制効果を測定〜

AIによる献立・栄養管理支援アプリ「おいしい健康」を運営するおいしい健康ではこのたび、筑波大学医学医療系内分泌代謝・糖尿病内科 矢作直也准教授との共同による『2型糖尿病患者を対象とした、スマートフォンアプリによる食事療法』に関する探索的研究を開始いたしました。

■研究の背景「ポストコロナ時代の糖尿病治療に向けて」

我が国の糖尿病が強く疑われる者は約1,000万人(※1)と推定され、糖尿病にかかる年間の医療費も1兆2,236億円にも及びます(※2)。昨今では、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクと糖尿病の関連について、様々な報告(※3)がなされております。また、ステイホーム政策の影響から、生活リズムや活動量が悪化したり、間食・飲酒量が増加したりするなど、糖尿病の発症・重症化リスクにつながりかねない生活環境の変化が急速に生じております。

このような中、2型糖尿病患者の治療においては、適切な食事療法を継続的に行うことが引き続き優先度高く求められております(※4)。その一方で、約9割の一般診療所では管理栄養士が不在であり(※5)、現実には多くの2型糖尿病患者が、十分な食事療法を受けられない状態となっている可能性があります。

近年では欧米を中心として、2型糖尿病患者の生活管理をスマートフォンアプリを介して実施する試みが拡大してまいりました。一部のケースでは、治験を実施の上、スマートフォンアプリに対して保険適用がなされるケースも登場しております。

以上の状況を鑑み、当社および矢作直也准教授では、AI献立・栄養管理機能を強みとしたスマートフォンアプリ「おいしい健康」を2型糖尿病患者に提供し、それによる食行動の解析と改善、ならびに血糖上昇抑制効果を測定する探索的研究を実施することとなりました。

※1 厚生労働省平成28年「国民健康・栄養調査」
※2 厚生労働省平成29年度「国民医療費の概況」
※3 Onder, G., Rezza, G. & Brusaferro, S. Case-Fatality Rate and Characteristics of Patients Dying in Relation to COVID-19 in Italy. JAMA 323, 1775-1776, doi:10.1001/jama.2020.4683 (2020)など
※4 日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2019」
※5 厚生労働省平成29年「医療施設動態調査」をもとに、おいしい健康にて分析

■研究の概要「糖尿病治療におけるスマートフォンアプリの有用性を探索」

本研究では、筑波大学附属病院の外来患者、つくば市の協力を得て、つくば市にお住まいで糖尿病を治療中の方がご参加いただけます。研究参加者は3ヶ月の間、可能な範囲にて、おいしい健康アプリ内のAIが提案する糖尿病向けレシピや献立を召し上がっていただきます。その後、食事傾向を示すアプリ利用データおよび血糖値・体重といった臨床データを組み合わせ、解析を行います。

研究参加ページ:https://research-kit.oishi-kenko.com/t2dm

なお、本研究の結果は、将来のSaMD開発(Software as a Medical Device:保険適用を受けるスマートフォンアプリ)の基礎データとして活用する計画です。

プレスリリースはこちら(株式会社おいしい健康 2022年5月9日掲載)

※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。

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『mHealth Watch』の視点!

今回注目するのは、献立・栄養管理支援アプリを活用した2型糖尿病患者の食事療法に関する研究開始のニュースです。

2型糖尿病の治療においては、適切な食事療法を継続的に行うことが重要と言われています。しかし、食事療法の実際の指導においては、管理栄養士等の専門職が一般的なクリニックではいなかったりといったことで、十分な食事療法が提供できていないことも課題になっています。

また、食事療法においては、日々の取り組みになるため、継続ということがポイントになってきます。

食事療法だからといって同じ料理、内容で良いということではなく、やはり普通の食事と一緒で、複数のレシピの中から食べたいもの選択して食べるといった食事を楽しむ基本的な部分が抜け落ちてしまっていたら、患者さんのQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の低下につながってしまいます。

食事療法はもちろん食事指導のアプローチで難しいのが、やはり食事を楽しむ基本的な部分だったり、その時々の食欲、食べたいもの、食材や前の食事内容などの最低限の情報や好みを加味して選択できるかどうかということで、継続した取り組みにしていくには重要な要素になってきます。

今回の献立・栄養管理支援アプリを活用した食事療法の研究では、2型糖尿病患者向けの食事療法としてアプリ内で提示された糖尿病向けレシピや献立の活用状況と血糖値・体重といった臨床データを組み合わせ、解析します。

おそらく、献立・栄養管理支援アプリを提示されるレシピ、献立については、エビデンスを背景に提示されるので、しっかりと食べ続けていけば、効果は期待できるものだと思います。

しかし、患者さんが本当に食べたいか、継続して食べてくれるかといいった部分が、血糖値・体重といった臨床データに大きく影響してくる部分になってくると思います。

やはり最終的には、「継続」ということが大きなポイントになってくるのだと思います。

今回の研究で、2型糖尿病患者の食事療法でアプリがどのように機能するのか結果が楽しみです。

 

『mHealth Watch』編集委員 里見 将史

株式会社スポルツのディレクターとして、主に健康系ウェブサイト、コンテンツなどの企画・制作・運営を担当。また『Health Biz Watch Academy』では、「mHealth」のセミナー講師として解説。(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。

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タグ: 2型糖尿病, AI, おいしい健康, 献立・栄養管理支援アプリ, 筑波大学, 食事療法

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