農林水産省の令和4年度「フードテックを活用した新しいビジネスモデル実証事業」の成果報告会が実施され、7社による実証事業の成果報告が行われた。
ウェルナス社 代表取締役の小山正浩氏は「個別栄養最適食『AI食』のユーザーフレンドリーなビジネスモデル実証試験」の成果を発表した。
実証実験では同社が提携する食事管理アプリ「あすけん」ユーザー101人を対象に、カロリーを維持したAI食による体重変化を評価した。結果として「データ収集期間の体重に対し、効果実証期間の体重はすべての群で有意に低下を示した」と小山氏は紹介した。
TechMagic社の石渡氏は「個人の嗜好・健康状態に併せたパーソナライズ可能な炒め調理ロボットの開発」事業の成果を発表した。
最終的な目標は味付けの濃さや食材の量目の調整、食感の調整などのパーソナライズだが、今回の事業ではそれらのカスタマイズに取り組んだ。調味料のカスタマイズについては、液体調味料を計量しながら調理鍋の方に供給する装置を搭載しており、検証の結果、目標重量に対して±10%以内の供給が可能だと確認できたという。
記事原文はこちら(『CNET Japan』 2023年4月7日掲載)
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