『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「注目ニュース」をピックアップし、独自の視点で解説していきます。
今回注目したニュースはこちら!
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“この夏「推し活ダイエット」がアツい!Z世代女子が励む”尊すぎるトレーニング”とは?『尊トレ 1ヵ月で2.5次元ボディ』発売前重版”
万バズ多数!8.5等身イケメン女子コスプレイヤー初著書「尊すぎるトレーニング本」
星天出版は、『尊トレ 1ヵ月で2.5次元ボディ』を発売前重版し、2023年6月20日に刊行しました。
・急速に広まる「推し活ダイエット」とは? 2023夏は”尊いトレーニング”で2.5次元ボディに
年々健康志向が高まり、コロナ禍に「おうちトレーニング」が普及した昨今、ただ食事制限して痩せた体ではなく、筋肉がついた引き締まった体を目指す現代女性が増えています。さらに、”推し活”をモチベーションとするダイエットが広まりつつあります。
こうした中10~20代のZ世代女子の人気を集め急速にフォロワーを増やしているのが、「ジョジョ立ち」など筋肉美を活かしたコスプレ&ポージングで20万超のいいねを獲得する人気コスプレイヤー・桃戸ももさんです。
初著書となるダイエット・トレーニング本『尊トレ(とうとれ)1カ月で2.5次元ボディ』(6月20日発売)は予約開始後Amazon総合ランキングに入り、発売前に増刷が決定しました。
“万バズ”多数の鍛え抜かれた2.5次元ボディと男装を含む尊いコスプレ写真を鑑賞することで、推し活感覚でボディメイクできる「推し活ダイエット」が叶い、健康志向の令和女性に「ダイエットのモチベーション」と「理想の体」を提供します。
章ごとにコスプレを切り替え、鍛えるパーツに合ったキャラクターに。「ゆるふわ男子」「メガネ男子」「バンドマン」などのイケメンコスプレも多数で、メイキングムービーもQRコードで盛り込み、推し活に欠かせない「尊い」感情を高めます。
・筋肉オタクゆえの肉体美で、男装から女装まで着こなす8.5等身の”両性コスプレイヤー”
ボディビル大会で優勝したほどの肉体美を誇る著者・桃戸ももさんは男装の完成度も高く、男装と女装の対比ツイートは1000万のインプレッションがあり、急速に20万人フォロワーを突破しました。
本著では、メリハリある美ボディで女性らしいボディラインから男性らしい筋肉美まで惜しみなく披露。尊いビジュアルでモチベーションを高めながらボディメイクを継続できるのも「推し活ダイエット」のメリットです。
・「ネガティブなダイエット」から「ポジティブなダイエット」へ。女性に自信を与えたい
桃戸ももさんは「自信がなく思ったことを言えないタイプだったが、努力すれば必ず成果が出る筋トレで体を鍛え、自信を持てるようになった。見た目にコンプレックスを抱き、ネガティブになってしまう女性は少なくないと思う。この本で正しいボディメイクを知り、ネガティブなダイエットからポジティブなダイエットに切り変えるきっかけにしてほしい」と語ります。
プレスリリースはこちら(星天出版 2023年6月22日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
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『mHealth Watch』の視点!
今回注目するのは、「推し活ダイエット」に関するニュースですが、今回のニュースを見て初めて「推し活ダイエット」というキーワードを知りました。
「推し活」とは、自分のイチオシを決めて、応援する活動のことですが、その「推し活」と「ダイエット」がどう結びつくのかに興味を持ちました。
ニュースを見ていくと、2.5次元ボディということで、メリハリある美ボディで女性らしいボディラインから男性らしい筋肉美をコスプレ&ポージングに合わせて、鍛えるパーツやレベル・部位別のトレーニング・マッサージなどのコンテンツを提供しています。
また、課題解決のためのネガティブなダイエットではなく、ビジュアルでモチベーションを高めながらの推し活ということでのポジティブなダイエットにして欲しいという著者の願いも込められています。
今回の「推し活ダイエット」と同様なアプローチとして、筋トレを一人では頑張れない人向けに、キャラクターが筋トレをアシストして「モチベーションを上げられる」アプリ「ねんしょう」のことを思い出しました。
この「ねんしょう」というアプリでは、2次元のキャラクターが叱咤激励してくれるのですが、このキャラクターは実際の声優さんの声だったりするのです。
今回の「推し活ダイエット」やアプリの「ねんしょう」のように、同じダイエットでも別の入口、目的を設けて興味関心はもちろんモチベーション維持に向けたストーリー、アプローチなどは、決して若い人向けの特有のことではありません。
生活習慣病の予備軍に向けたダイエットでも、今回のニュースのような健康とは別の入口、目的を設けたアプローチは活用できる、応用するべきだと思います。
生活習慣病の予備軍の最終のゴールは確かに健康かもしれません。
しかし、健康が目的となってしまうダイエットでは、興味関心はもちろんモチベーション維持は弱いのです。
それよりも、人間の欲求や楽しさなどを入口、目的にしたアプローチによるダイエットの方が効果が高いものなのです。
今回のニュースを見てもらえばわかりますが、筋トレや食事のコンテンツについては、一般的な内容なのです。
しかし、入り口を「推し活」にして、推し活のストーリーで一般的な筋トレ、食事のコンテンツと連動しているのです。
生活習慣病の予備軍向けのダイエットプログラム、減量プログラムで苦戦している方、また特定保健指導のプログラムを提供している関係者の方、ぜひ今回のニュースを見て推し活ダイエットの世界に触れてみて欲しいと思います。
『mHealth Watch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、主に健康系ウェブサイト、コンテンツなどの企画・制作・運営を担当。また『Health Biz Watch Academy』では、「mHealth」のセミナー講師として解説。(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
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