千葉とルワンダ・キガリを拠点に、胎児心拍数陣痛図のデータ解析AIや中央監視ソフトウェア『Alert-Monitor』を開発・展開するspiker社は、プレシリーズAラウンドで8,300万円を調達したと発表した。
同社のAI技術は、分娩監視装置で計測される医療データを解析し、適切な医療判断をオンタイムでサポートすることができるものだ。
途上国、特に南アジアとサハラ以南のアフリカでは、年間390万人もの赤ちゃんが亡くなっており、これはが世界の周産期死亡数の95%に相当する。
この問題の解決には、分娩監視装置の胎児心拍数陣痛図(CTG)データの適切な活用が期待されているが、途上国では医療者不足が深刻で、CTGデータの解析に必要なトレーニングを全ての助産師・看護師に実施することが難しい。『Alert-Monitor』を使えば、熟練医師の指導訓練が無しでも適切な医療判断を支援し、医療者不足の問題に苦しむ医療機関で適切な医療介入の実現が期待できる。
記事原文はこちら(『THE BRIDGE』2023年7月20日掲載)
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