『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「注目ニュース」をピックアップし、独自の視点で解説していきます。
今回注目したニュースはこちら!
============================================
“『ルナルナ』、小学生・中学生専用モード「ジュニアモード」が誕生!”
~初潮前からココロとカラダの変化に対する不安や疑問を解決し、 安心して生理と付き合えるようにサポート~
エムティーアイが運営する、ライフステージや悩みにあわせて女性の一生をサポートする健康情報サービス『ルナルナ』は、小学生・中学生むけ専用モード「ジュニアモード」の提供を開始します。
「ジュニアモード」では、初潮の目安の予測や初めての生理について学べるコンテンツ、初潮後は生理日管理をはじめ、ココロとカラダの変化や体調管理の大切さなどが学べるコラムなど、初潮前から生理周期が安定するまでの時期を安心して過ごせるようにサポートします。
◆初潮前から初めて生理を迎えた小中学生の味方!「ジュニアモード」スタート
現代の女性の平均初潮年齢は12歳2.3ヵ月と言われており、『ルナルナ』の調査でも初潮年齢は10歳から12歳が最多層です。一方で、少数ではありますが9歳未満や15歳以上といった回答もあることから、個人差も大きいことが伺えます。また、初潮後は生理周期が安定するまでは、数年かかると言われており、経血量が少なかったり定期的に来なかったり、不安に思う女性も少なくありません。
このような背景を受け、『ルナルナ』では、新たに小学生・中学生むけ専用モード「ジュニアモード」を開発しました。「ジュニアモード」では、初潮の目安の予測や初めての生理についてのコラム、生理日の予測・管理、生理に伴うココロとカラダの変化や女性の健康に関する正しい知識、体調管理の大切さなどを学べるコラムなど、年齢に合わせたわかりやすいコンテンツや機能が満載です。初潮前から生理周期が安定するまでのカラダの変化に対する不安や疑問を解決し、安心して生理と付き合えるようにサポートします。
今後は、保護者が子どもの生理不順や心身の不調などカラダやココロの変化に気づき生理をサポートできるよう、保護者とのデータ共有機能の追加を予定しています。また、女性のカラダに関する正しい知識の啓発として、性教育やプレコンセプションケアの支援を通じて、生理日管理だけでなく、将来のライフプランやカラダの変化に備えて、自身の生活や健康に向き合うことができるサービスへと発展していきます。
【ジュニアモードの主な機能】
★機能の詳細や利用開始方法、保護者向けの情報はこちら
<初潮前>
初潮予定日の目安を予測
初潮に向けたアドバイス
<初潮後>
生理予定日の予測
生理予定日をプッシュ通知でお知らせ
生理日管理
生理周期の管理、周期ごとのアドバイス
カレンダー
「はじめての生理について」などジュニア向けコラムの配信
(コラムの詳細はこちら)
『ルナルナ』は今後も、サービス提供を通じ婦人科医療へのアクセシビリティ向上を図ると共に、年齢や性別を問わず誰もが、女性のカラダやココロについて正しく学べる機会を創出し、あらゆる女性たちが、より生きやすく、暮らしやすく、働きやすい社会の実現の一助となることを目指します。
プレスリリースはこちら(株式会社エムティーアイ 2024年3月21日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
============================================
『mHealth Watch』の視点!
今回注目したのは、『ルナルナ』が小学生・中学生専用モード「ジュニアモード」の提供を開始したというニュースです。
『ルナルナ』は、2000年にガラケー向けのサービスとしてスタートし、当初から女性向けの生理日記録・管理ツールを中心としたサービスを提供しております。
2023年10月には、2,000万ダウンロードを突破し、日本のヘルスケアサービスの中でも一、二を争う成功事例であることは事実です。
また、2000年のサービス提供から既に24年も継続していますが、いまだに進化を続けていることも、他のヘルスケアサービスからベンチマークされている所以ではないかと思います。
女性の生理日記録・管理が中心ですが、最近では女性のライフスタイル、ホルモンバランスの変化に合わせたサービスの提供など、女性の人生の様々の局面でのニーズや課題に応じたサービスを提供し、利用者である女性の身近な存在として長く居続けるアプリになってきているような気がしています。
今回サービス提供を開始した小学生・中学生専用モード「ジュニアモード」は、まさに『ルナルナ』との最初の接点になる機能だと思います。
以前から『ルナルナ』では、保護者である母親が『ルナルナ』の利用者で、その子供に『ルナルナ』を勧めて利用を開始するパターンがあったと聞いておりました。
最初の接点として「ジュニアモード」を提供し、その後は「生理日管理」をベースに、年齢やその時々のニーズに応じて、避妊、妊活、妊娠中、育児中など、また母子手帳やオンライン診療やお薬などとも連携し更年期までの女性の健康を幅広い年代に向けてサービスを拡げて、継続的な接点を設けて、女性の健康になくてはならない存在になっています。
この女性の健康になくてはならない存在としてアプリを提供できるのは、「生理日管理」や「女性の健康」「ホルモンバランス」といった女性ならでは特徴をしっかりと捉えて、利用者のニーズに耳を傾けて24年間かけて作り上げているからこそだと思います。
日本のヘルスケアサービスの中でも一、二を争う成功事例である『ルナルナ』は、まだまだ進化を続けているので、女性の健康になくてはならない存在としのサービスの拡がりを今後も注目して見ていきたいと思います。
『mHealth Watch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、主に健康系ウェブサイト、コンテンツなどの企画・制作・運営を担当。また『Health Biz Watch Academy』では、「mHealth」のセミナー講師として解説。(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
Comments are closed.