『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「注目ニュース」をピックアップし、独自の視点で解説していきます。
今回注目したニュースはこちら!
============================================
“【新感覚ダイエットアプリ】異星人におにぎりを仕送りする体重記録アプリ『ギブミィカロリー』が配信開始!”
健康アプリ開発会社ナカシンが体重記録とノベルゲームを掛け合わせた新感覚ダイエットアプリ『ギブミィカロリー』をAppStore、Playストアにて配信開始!(無料)
アプリユーザーは体重の記録を行う中で、火星で遭難中のパオム星人のミィにおにぎりを仕送りし、火星脱出の手助けをします。設定した目標体重に近づくごとにストーリーが進行し、驚愕の事実が判明していきます。本作では、体重が減った際の達成感を増幅させる演出や機能が盛り沢山で、辛いダイエットを楽しみながら継続できる健康アプリとなっております。
本作は体重記録とノベルゲームを掛け合わせた異色のジャンルとなっており、ユーザーは毎日の体重記録を行う中で火星に遭難した異星人におにぎりを仕送りし、火星からの脱出の手助けをします。設定した目標体重に近づくごとにストーリーが進行していき、ダイエットが成功した際には壮大なエンディングが用意されています。
本作によりユーザーは、辛い我慢が多く今まで長続きしなかったダイエットを楽しく継続することができます。体重記録を行う中で痩せた時の達成感が増す演出など、ユーザーのモチベーションを高める機能が盛り沢山です。体重記録の他、毎日続けたい3つの習慣を設定、実行の記録ができます。習慣から改善していくことで痩せやすい体を作っていきます。習慣を100回以上実行することで、ストーリーがトゥルーエンドに分岐します。
ダイエット成功(クリア)後には、目標体重の±2kg以内をキープするモードが用意されており、継続して体重管理が行えます。
【アプリの概要】
可愛いドット絵が特徴の、ダイエットとノベルゲームを掛け合わした体重記録アプリです。
設定した目標体重に10%近づくごとにストーリーが進行していき、ダイエット成功の際には壮大なエンディングが用意されています。
【ユーザーのメリット】
辛い我慢が多く、今まで長続きしなかったダイエットを楽しみながら継続できます。日々の体重入力が楽しくなる機能が盛沢山で、中でも体重が減った際の達成感を増幅させる「おにぎり生成機能」がお勧めです。この機能は、減った体重のカロリーを計算し、その数値からおにぎりを生成します。(例:減った体重0.80kg そのカロリー7,200kcal 生成されたおにぎり45個!)
また、ユーザーのダイエットに火星で遭難中の異星人の命運がかかっている為、使命感を持ってダイエットに取り組めます。異星人との雑談も用意されており、心細いダイエットも誰かと一緒に頑張っている感覚で楽しく行えます。
【各機能の説明】
・目標体重までのダイエットの進捗が10%進むごとに、物語が進行していきます。
・減った分の体重からカロリーを計算し、おにぎりを生成する演出が爽快です。
(例:減った体重0.80kg そのカロリー7,200kcal 生成されたおにぎり45個!)
・習慣から変えて太りにくい体づくりを目的とし、毎日続ける習慣を3つ設定し、実行の記録をします。
習慣の実行数が100回以上になると、最後のエンディングが分岐します。(トゥルーエンド)
・他にもダイエットアプリには必須なカレンダーに日記をつける機能や、グラフで体重と体脂肪率の推移を確認する機能もございます。
・ダイエットの成功後には、目標体重の±2kg以内をキープするモードも用意していて、楽しく体重管理を続けられます。
プレスリリースはこちら(株式会社ナカシン 2024年4月30日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
============================================
『mHealth Watch』の視点!
今回注目したのは、ダイエットの見える化として重要な体重計測とゲーミフィケーションを組み合わせた体重記録アプリ、ダイエットアプリのニュースです。
新感覚ダイエットアプリ、体重記録アプリの中心は、体重を計測し、その結果を記録することです。
ダイエットというと、食事や運動などの具体的なダイエットに直接影響することがアプローチの中心になることが多いですが、今回のアプリでは体重を計測しその結果を記録すること自体にゲーム要素を組み込んでいます。
そもそも体重計測や記録はダイエット、減量に直接関係しているわけではありません。
しかし、この体重計測や記録という行動自体には、PDCAのサイクルが自然と回るような作用があり、体重計測や記録することでダイエット、減量に向けた行動が起きていくのです。
どういうことかというと、体重計測によって、体重計測前の食事や活動などを振り返り、また体重計測の結果によって体重の変化も把握、認識します。そして、その体重計測による変化から体重計測のその後の食事や活動量をどうしていこうかといった、行動に活かしていきます。
体重計測や記録がダイエットや減量に効果的なのは、計測や記録を起点にPDCAのサイクルが回るからなのです。
おそらく、体重を計測するだけ、記録するだけでダイエット、減量に成功している人達は、このPDCAのサイクルがうまく回っているのだと思います。
しかし、この体重の計測や記録を起点にPDCAのサイクルがうまく回せない人は、体重の変化が感じられずダイエット、減量ができないのです。
今回の体重を計測と記録すること自体にゲーム要素を組み込むことで、体重計測、記録の意味づけに、もう一つ「楽しさ」の要素が加わり、別の視点での継続したくなる要素になります。
体重計測、記録をまずはゲーム要素の楽しさで継続を促し、その先に本当の意味での体重の変化の体感を通した楽しさに誘導していく中で、本来の体重計測や記録という行動自体によるPDCAのサイクルが自然と回るような流れが理想なんだと思います。
行動変容、行動の継続に向けたアプローチしてゲーミフィケーションは外せない要素の一つですが、ゲーミフィケーションのその先のゲーミフィケーションの体験を通して手に入れて欲しい利用者の姿を描いて上で、ゲーミフィケーションを提供することが、より効果的なゲーミフィケーションの活用なのではないかと考えています。
『mHealth Watch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、主に健康系ウェブサイト、コンテンツなどの企画・制作・運営を担当。また『Health Biz Watch Academy』では、「mHealth」のセミナー講師として解説。(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
Comments are closed.