『mHealth Watch』では、ここ最近で公開されたニュースから「注目ニュース」をピックアップし、独自の視点で解説していきます。
今回注目したニュースはこちら!
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“ ドコモとRIZAPが業務提携契約を締結
-chocoZAP通常料金で、dヘルスケアの利用と5%分のdポイントを進呈する
「chocoZAP×ドコモパッケージ」の提供を開始-”
NTTドコモとRIZAPは、ヘルスケア事業の拡大と顧客提供価値最大化の実現をめざし、業務提携契約を2024年11月14日(木曜)に締結いたしました。
本提携により、RIZAPが運営するコンビニジム®「chocoZAP®」の通常の月額料金3,278円(税込)で、chocoZAPの利用に加えて、ドコモが提供するスマートフォン向け健康管理・増進アプリ「dヘルスケア®(330円(税込)」が利用でき、さらにchocoZAPの月額料金(税抜)の5%分となる最大149ポイントのdポイント(期間・用途限定)を進呈する「chocoZAP×ドコモパッケージ」を2024年11月27日(水曜)から提供いたします。
■本提携の概要
本提携は、ドコモの新たな生活価値・ライフスタイルを提案するヘルスケア事業と、RIZAPの身体と心の健康増進を通じたウェルビーイングを追求するコンビニジム事業が相互に連携することで、一人ひとりに最適なソリューションを提供していきたいという想いから実現しました。
本提携を通して、両社は今後以下連携を検討してまいります。
(1)ドコモとchocoZAP間の相互送客
(2)ドコモとchocoZAPでの共同商品開発及び提供
(3)ドコモとchocoZAP間でのdアカウント®/dポイント連携
(4)ドコモとchocoZAPによるマーケティング連携
■「chocoZAP×ドコモパッケージ」概要
本提携により、ドコモとRIZAPは、chocoZAPの通常の月額料金3,278円(税込)で、chocoZAPの利用に加えて、ドコモが提供するスマートフォン向け健康管理・増進アプリ「dヘルスケア(330円(税込)」が利用でき、さらにchocoZAPの月額料金(税抜)の5%分となる最大149ポイントのdポイント(期間・用途限定)を進呈する「chocoZAP×ドコモパッケージ」を2024年11月27日(水曜)から提供いたします。
「dヘルスケア」は「すべての人が、楽しく歩ける世界を作る」というビジョンを、chocoZAPは「簡単、便利、楽しい」というコンセプトをそれぞれ掲げております。1,500万ダウンロードを超える「dヘルスケア」と127万会員※11・1,755店舗を超えるchocoZAPを、合わせてよりお得に利用できることで、多くのお客さまの「健康になるための行動変容」を促進し、健康を実感いただくことをめざしてまいります。
本パッケージをご利用いただくには、ドコモの対象プランの回線契約と回線契約に紐づいたdアカウントが必要です。2024年11月27日(水曜)から専用の特設サイトにて、これまでchocoZAPを含むRIZAPの会員に登録したことがない方・ZAP IDをお持ちでない方がお申込みいただくことでご利用になれます。
「dヘルスケア(330円(税込)」では、日々の歩数や、体重・血圧・脈拍・体温を記録し管理できるほか、「コース選択機能」や「アドバイス機能」等、お客さま一人ひとりに寄り添ったコンテンツをお届けすることで、お客さまの健康をサポートします。
その他の詳細は、2024年11月27日(水曜)に公開する特設サイトからご確認ください。
今後も両社は、より多くのお客さまが日常生活の中でも自然と楽しみながら健康になれるライフスタイルの実現をめざした協業を進めていき、社会全体のウェルビーイング向上と国民の健康寿命延伸に貢献してまいります。
プレスリリースはこちら(株式会社NTTドコモ 2024年11月14日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
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『mHealth Watch』の視点!
今回注目したのは、ドコモとRIZAPが業務提携契約を締結し、chocoZAP利用者とdヘルスケア利用者を相互に送客し、ドコモポイントを活用したパッケージを提供するというニュースです。
chocoZAPは、保険や検診代行機関との連携など、利用者の拡大に向けた動きを加速させています。
chocoZAPとしては今回のドコモとの業務提携契約の締結は、1,500万ダウンロードを超える「dヘルスケア」からの送客は、数値的には魅力的な連携、取り組みになります。
逆に、ドコモ側としても127万人のchocoZAP会員は、少なからず健康への意識、取り組みを実行している人達にリーチできるので、こちらも数値的には魅力的な連携、取り組みに見えてきます。
しかし、これまで数多くのヘルスケアサービスの連携や相互送客のニュースを見てきて、また実際に事例としても継続してウォッチしてきていますが、この手の大きな連携、相互送客での成功事例を国内で見かけることは残念ながら少ないのが現状です。
せっかく連携、相互送客するのであれば「1+1=2」ではなく、「1+1=2+α」になっていかないと、成功事例として見えてこないのでハードルは確かに高いのも事実です。
またそれ以上に、両者の既存のサービス、枠組みの中での組み合わせによる価値の提供では、利用者にとって魅力的な連携には映っていかないのも事実です。
やはり、連携、相互送客ならではの「1+1=2+α」を利用者に提供して初めて、利用者にとって魅力的に映っていくのだと思います。
今回発表した「dヘルスケア」と「chocoZAP」の連携の枠組みや提供内容は、まだまだスタート地点によるもので、これから共同商品開発及び提供などに本格的にに取り組んでいくのだと思います。
両者の特徴やスケールを活かした「1+1=2+α」の連携の今後に、期待したいと思います。
『mHealth Watch』編集委員 里見 将史
株式会社スポルツのディレクターとして、主に健康系ウェブサイト、コンテンツなどの企画・制作・運営を担当。(一財)生涯学習開発財団認定コーチ。
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