Intermountain Healthcareの研究者たちは、医療従事者がスマートフォンを使って患者のストレスレベルを測るための唾液コルチゾール測定試験システムを開発した。この試験は、医療現場でわずか5分で行なえる。
人は、ストレスを感じると、アドレナリンやコルチゾールなどのホルモンを分泌し、「脅威」に対処するのが通常の反応だ。コルチゾールが分泌されると器官内のグルコースを増加させるが、消化器官、生殖器官など必須ではない機能と成長過程を抑制も行なう。
このため、1日中、ストレスを感じていると、コルチゾールが分泌され過ぎ、不安、抑うつ、消化不良、心臓病、睡眠障害、体重増加、記憶と集中力の低下を招くことがある。
この試験を実施するには、医療従事者はスマートフォンのカメラで、フラッシュをたいて写真を撮り、画像分析にかけて利用者のコルチゾールレベルを分析できる。
Intermountain Medical Centreの主任研究者にして糖尿病、内分泌学医師長のJoel Ehrenkranz医師は、「コルチゾールレベルが見逃されると、過剰、または不充分なコルチゾールのために、必要のない人にまで病気にかかったり、死亡する可能性もあるのです」とコメントを発表している。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』7月10日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
Comments are closed.