今日、医療用ITの分野では「ビジネス自体」が売買されている。2016年上期にはこうしたM&Aが急成長するだろう。
独立系中位の投資銀行であるバークレイ・ノイスは先日、医療・医薬品関連の情報・技術産業向け企業買収トレンドレポートを発行した。そのサマリーから、2013年以降に取引高が全体で18%上昇したことが分かる。
医療用ITの分野では取引高は17%上昇し、その件数は65件から増えて76件となった。このレポートによると、半期ごとに見て過去2年半で最大の増加量である。
バークレー・ノイスのCEO、Tom O’Connor氏は、「変化の激しい医療用情報・技術市場では、戦略的なバイヤーと金融関係のバイヤーの両方が魅力的な企業買収先を探しています」と語る。「そこそこの規模と経常収益で、大きく伸びる可能性を秘めた会社であれば、長期にわたる医療関連情報、教育、技術のプロバイダーであれ、医療保険請求管理や個別医療情報のソリューションであれ、それ以外でも多くの魅力的なニッチな分野であれ、未公開株式市場からも戦略的仲買会社からも引く手あまたなのです」。
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