今や健康アプリ開発は、情報の収集というより、むしろ実用的なツールをアプリユーザーに提供する方向にシフトしている。例えば糖尿病アプリ『ManageBGL.com』は、低血糖の視認や、身体的徴候と有害事象が現われる前に、患者が低血糖(血糖値の低下)を発症する恐れがある時期を予測する。ランニングアプリ『RunKeeper』は、友人のランニング記録と情報を共有し、推奨ランニングルートを提供したり、ランナーが目標のペースに到達するためスピードアップしたり、ダウンするように働きかける。大気汚染に関するアプリは、ユーザーが警告レベルを各自設定し、ユーザーがその警告レベルを超えるような大気汚染地域にいる時は、予測と警告をしてくれる。
健康アプリは単なる便利なものことからさらに進歩し、アプリによってユーザーが取得情報から決定を行ない、個人の健康に良い影響、守ってくれるような適切な行動をとれるように働きかける方向に向かっている。
ところで、健康アプリは本当に重要だろうか? 次世代健康アプリが、FacebookやGoogle Mapのような広く利用されるサービスと同じような人気を得ることはないであろう。しかし、健康アプリの影響、有用性、人気は顕著な勢いで上昇している。健康アプリ開発者達は、このアプリの強みと限界、そして、センサーの小型化やスマートグラスの利用可能性などの健康アプリを向上させる最新の技術を理解するようになってきている。健康関連アプリの重要性と、そのアプリに興味を持つ人々の割合は増加の一途をたどるだろう。
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