Foley & Lardner LLP法律事務所による、プロバイダ組織の経営者57人についての調査では、遠隔医療にかなりの関心があるものの、具体的な適用にはまだ早い段階にあり、おそらく10年以上先であるとした。
遠隔医療が自分たちの組織にとって重要ではないと考えたのは、回答者の3%だけだった。52%が遠隔医療が非常に重要、と考えていて、32%が自分たちの組織にとって重要だと述べた。それにも関わらず、すぐに使える状態の「成熟した」遠隔医療サービスを持っていたのは回答者のたった6%だった。大多数が開発段階にあるプログラムを持っていた。すなわち、34%がプログラムは「検討中」か「開発中である」と述べ、18%が最適化の段階にあり、16%が予備調査中、18%が実施の段階にあった。8%の回答者だけが、まったくプログラムを持っていない、と答えた。
特定のテクノロジーに関しては、64%が遠隔モニタリングを提供していると述べ、54%がStore and Forwardテクノロジーを用いていると報告し、52%がビデオ診断のような、ある種の実時間相互関係技術を持っていた。さらに39%が、患者エンゲージメントアプリや、オンラインポータルなどのモバイルヘルスの提供を行なっていた。
この調査はまた、経営者たちが遠隔医療を追求し続ける理由を調べた。興味深いことに、彼らの動機は、少なくとも短期的には、実利的なものではなかった。11%のみが「収益/収益率が増大する可能性」を一番の理由として述べ、わずか4%が「競争相手を出し抜くこと」を動機としていた。代わって主要な回答は、経営者たちは、患者のケアの質を改善する (50%) 、あるいは新たな患者に手を伸ばす (18%) という考えが主に動機づけられている内容だった。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』11月13日掲載)
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