最近公表されたカナダ、ブリティッシュコロンビア大学による調査は、ウェアラブルデバイス『Fitbit One』の有効性と信頼性を認めた。
調査では、以下の方法が採用された。
- 筋骨格系の疾病のない(つまりは基本的に健康な人)30人が参加。
- 参加者はトレッドミル上で事前に設定された5つの速度で歩行する。歩行を記録するのにビデオが使用され、ふたりの観察者が別々に歩行数をカウント。
- 参加者は30分歩行。
- 3つのFitbit Oneを参加者に装着。腰の両側にひとつずつ、パンツかショーツの前ポケットにひとつ(このウェアラブルの装着方法としてFitbitが求めている内容)。
- トレッドミルが出力する距離を計測
計測された歩行数に関して、Fitbitの成績は良好だった。相対的な誤差は、計測がなされたすべてのトレッドミルの速度で1.3%未満であった。調査では有効性を計測するために別のフィットネストラッカーも使用したが、低速時の正確性に問題があったという。そしてFitbitのアルゴリズムはこの点で問題がなかった。
全体的に見て、この調査はヘルス系ウェアラブルデバイスを患者に処方することに関心のある人に力を与えるものだ。Fitbit Oneは生産されてから1年以上たつが、この調査は歩行数の有効性を示しただけでなく、この数年でウェアラブルが正確性の面で相当の進歩をしたことを示している。この調査の著者たちは、過去に有効性を検証した以前のウェアラブルでは正確な計測ができなかったと述べた。
記事原文はこちら(『iMedicalApps』11月25日掲載)
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