研究によれば、CMN（一般的色素性母斑）の有病率とメラノーマのリスクは、どちらもSun Exposure（日光暴露）に関連し、様々な日焼け防止措置により減少する。このため、CMN総数は、Sun Exposureとその延長の悪性化リスク、日焼け防止の促進を目的とする医療介入の有効性を評価するために利用されてきた。

しかしCMNを手で数えることは多くの時間や専門家との接触を必要とする。スウェーデンの研究者たちは、アプリベースの簡単な遠隔治療プラットフォームがリスク・スクリーニングに対するアクセス改善に利用できないか、実験を試みた。彼らは、皮膚科医が子供のCMNを直接に数えた結果とiPhoneで撮影した写真を数えた結果とを比較する研究を行なった。

97人の子供（7～16歳）が直接検査を受け、背中の写真を撮影。ミリメートル規模の小さなステッカーが、各自の背中にある約2mmの母斑に隣接したところに貼られた。これは大きさを示す「指標母斑」として利用された。iPhone 4S上の『Dermicus』というアプリによって撮られた写真は、別のふたりの皮膚科医にそれぞれ検査された。3人の医者はすべて、知見を解剖用の紙図面に記録した結果、iPhoneの写真は日光暴露によるリスクの評価に正当に利用できる、と結論づけた。

記事原文はこちら（『iMedicalApps』11月21日掲載）

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