ニューヨークに拠点を置く、体温計と接続するFDA(米国食品医薬品局)認定の製造メーカーKinsa Healthは、『Groups』と呼ばれる新たな機能を発表した。これは、子供が通う学校の生徒たちの集団としての健康状態を把握できるものだ。
アメリカ国内のすべての公立学校で公開されている『Groups』の機能によって、保護者はKinsaの体温計を使うか、または手入力で、匿名で子供達の体温データや入力した症状データをシェアできる。これらの情報からKinsaは、学校にいる子供の何人が病気になっているか、どういった症状にあるかを表わす「健康報告カード」をそれぞれのグループに作成する。保護者たちにとってはこれが子供を医者に連れて行くかどうかを決める助けにもなり、データは状況も含めて担当医師にも提供される。
Kinsaのプロジェクト責任者Erin Koehler氏は、ブログで「『Groups』に参加することで、自分の子供の学校の健康状態をリアルタイムで切り取れます。学校で何人の子供たちが病気なのか、どういった症状が広まっているかを見られ、医師の診断をシェアするメッセージを投稿したり、健康に関する疑問を提示できます。我々は、これらの情報が皆さんと医師が十分な情報を得て判断を下せるようになる、と期待しています」と発表している。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』3月4日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
Comments are closed.