Fitbitの会長兼CEO・James Park氏は、同社の四半期報告電話会議の場で「Appleに関してですが、当社の業績に重大な影響は及ぼしていません。ご覧いただけるように、当社にとっては極めて良好な四半期となったわけですが、Apple WatchとFitbitの製品ラインは、かなり異なったふたつのマーケットセグメントを対象にしていること、さらに当社の製品ラインはいくつかの主要な点において真の差別化が行なわれていることについて、その信念を強くしています。差別化は価格面だけでなく、様々な価格帯を持つ幅広い製品群であり、異なるフォームファクターやスタイル、あるいはコストプラットフォームの適合性であったりします。私は、それらすべてが備わっていると考えています」と投資家に対して語った。
Fitbitは、第3四半期において480万台を販売し、4億9百万ドルの売上を記録した。4億9百万ドルという売上数字は、前年対比で168%増の記録となっている。同四半期中の売上ならびに同社最新端末販売の66%をアメリカ国内マーケットが占めることとなったが、海外での売上の「劇的な」増加が、同社にとって大きな飛躍を遂げた四半期の後押しとなった。同社では今のところ、今年第4四半期の売上が6億2,000万ドルから6億5,000万ドルに達すると予測しており、これはホリデーシーズンの恩恵でもあるが、同社にとって史上最高となる。また、現在のところ今年1年の売上が18億ドルに上昇する、と予測している。
第3四半期終了時点で、Fitbitは2009年に最初の端末を発売して以来、フィットネストラッキングデバイスの通算販売台数が3,000万台に到達しようとしている。同社の四半期報告電話会議中に、Fitbitはやや新しいチャネルではあるが(8月)、同社の重要なチャネルとしてMacy’sの名を挙げた。現在、600を超えるMacy’s店舗でFitbit端末を取り揃えている。また、Fitbitは第3四半期中にインドでの製品販売を開始し、現在は世界中55か国で積極的に売り込みを行なっている。同社には、実店舗やオンライン小売店舗で48,000件の取り扱い拠点が存在。さらに『Amazing Race』や『Walking Dead』といった人気テレビ番組での製品の露出やタイアップに取り組んでいる。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』11月5日掲載)
※記事公開から日数が経過した原文へのリンクは、正常に遷移しない場合があります。ご了承ください。
Comments are closed.