ニュージーランドのMedical Research Instituteは、「Novel START」という名称の多国間臨床研究の開始計画を発表した。この研究ではニュージーランドを本拠とするAdherium社のスマート吸入器が使用される。ニュージーランド以外にも他の研究対象国としてはオーストラリア、イギリス、イタリアが予定されている。
Adherium社のスマート吸入器は、薬を服用する際、モバイル機器やデスクトップPCにBluetooth経由でデータを送信する。このプラットフォームは、介護士や医者が患者を遠隔からモニタリングし、きちんと薬を服用するよう支援することを意図したものだ。このデバイスは、CEマークとFDA 510(k)認可の両方を取得している。
研究者グループは、軽度の喘息に対応する3パターンの治療計画の安全性と有効性を調査するため、675名の募集を計画している。最初の投薬計画では、必要に応じて吸入コルチコステロイド(ICS)と長時間作用型β作動薬(LABA)の組み合わせを使用する。第二段階の投薬計画では必要に応じて、短時間作用型β作動薬(SABA)だけを使用する。そして、最後の投薬計画では必要に応じて、ICSとSABAを定期的に使用する。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2016年2月26日掲載)
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