英国の新興企業だった『DeepMind』を2014年に買収したGoogleは、英国営保健サービス(NHS)と提携する。目的は、視力に支障をきたす状態が目を一度スキャンするだけで診断可能になるシステムを構築すること。
ロンドンのMoorfields Eye Hospitalと共同で、『DeepMind』は、糖尿病性網膜症と加齢性黄斑変性症という2つの特定の疾患の兆候検出に取り組む予定である。Googleによると、2つの疾患を患う患者は合わせて世界中に1億人以上いるという。
Googleは、『DeepMind』の技術に2つの疾患のスキャン結果の分析を学習させる方法を調査する。2つの疾患の診断は、その複雑さのために眼科医にとって時間のかかる作業だという。この調査は、患者の早期診断を実現する可能性があり、そうなれば、早期に治療を開始できるため、その後の視力低下を抑えることができる。
記事原文はこちら(『CNET Japan』2016年7月6日掲載)
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