Kaia Health社は、日本の高齢者を対象に慢性閉塞性肺疾患(COPD)のデジタルでの治療に関する影響を検証する実践的な研究成果を発表した。これは、症状を抑えることに成功したドイツでの治験に続くものである。
日本ではCOPDが大きな健康問題、社会経済的な負担となっている。COPD患者は生活の質(QOL)の低下を経験しているほか、医療資源を相当消費することが報告されている。日本での40歳以上の患者に占めるCOPDの有病率は8.6%、60歳以上だと10.3%である。実現可能性調査で有効性が証明されれば、Kaia HealthのCOPDアプリが日本でも活用できるようになることが望まれている。
2018年11月には、International Journal of Chronic Obstructive Pulmonary Disease誌に掲載された審査付き治験論文の中で、Kaia HealthのCOPDアプリの活用により症状の抑えられたことが示された。
Kaia HealthのCOPDアプリで20日間の治療を終えたユーザーは、健康に関連する生活の質(HRQL)スコアで治験上有意な改善がみられたほか、感情、統制、疲労などの面でも効果があった。
Kaia HealthのCOPDアプリは、この病気が持つ身体的、心理学的な病因に対処するものである。そのコンテンツは医療上有効とされた患者ガイドラインに基づいており、ユーザーはCOPDをうまく自己管理することができる。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2019年2月7日掲載)
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