糖尿病の治療は技術の発展によって近年、劇的に変化しているが、病気の管理で使用されている指標の中には時代遅れなものがある。そこでDexcom社は、糖尿病管理の標準的な治療法としてTIP(Time in Range)の認知度を高め、採用してもらうための啓発キャンペーン「TIPのための世界的ムーブメント(The Global Movement for Time in Range)」を立ち上げた。
TIRとは、ATTD(Advanced Technologies & Treatments for Diabetes、糖尿病のための先進技術および治療法)議会が70~180mg/dLと定義している、目標範囲内のグルコース値を維持できた時間の割合を指している。2〜3ヵ月間の平均血糖値を示すA1C値よりも、TIR指標の方がより実用的な容態への理解を実現するものとATTDでは考えられている。
ATTDによれば、持続血糖測定器は1日中リアルタイムで測定を行い、目標範囲を超えている時間、下回っている時間、範囲内にある時間を数値化できるため、TIRの測定が可能になるという。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2021年6月25日掲載)
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