FDA(米食品医薬品局) が、米国内の軽~中程度の聴覚障害者が、医師の診断や業者によるフィッティング作業なしに手軽に補聴器を購入できるようにするOTC(over the counter)化の提案を出している。
この提案は「OTCおよび従来の診断を必要とよる補聴器の安全性と有効性を確保しつつ市場における競争の促進を目的としている」とFDAは述べている。これによって補聴器の恩恵を受けられるにもかかわらず診断を受けることに抵抗を感じてそれを享受できない状況を改善し、手軽に補聴器を入手できるようになると考えられる。
米国ではすでに複数の企業がOTC補聴器に参入の動きを見せており、Boseがそれに先駆けてFDA認定の『SoundControl』シリーズを発売、Jabraも『Enhance Plus』と称するヒアリングエイド機能付きイヤホンを発表している。日本ではシャープが完全ワイヤレスの軽度・中等度難聴者向け補聴器を発売。
記事原文はこちら(『TechCrunch』 2021年10月20日掲載)
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