国際的な高齢化を背景として、「加齢黄斑変性症」は視覚障害の主要原因となっている。網膜の画像検査に光干渉断層計(OCT)を用いることで正確な診断が可能となるが、OCTスキャンのデータ処理には精度・時間・コストの観点で改善の余地がある。「ビデオゲームを楽しみながらOCT画像を処理し、AIの訓練に必要なデータセットを生成する」という画期的なソフトウェアが米国特許を取得した。
研究参加している米・南メソジスト大学によると、制作されたオリジナルのビデオゲーム『Eye in the Sky: Defender』は、プレイヤーがゲーム内で網膜OCT画像のセグメンテーション(網膜層の区分)を行うことで、いわゆるタワーディフェンス形式のゲームが進行していく。侵攻してくる異星人勢力との戦いを楽しみながら、OCT画像のデータセット作成をクラウドソーシングで行う仕組みになっている。
記事原文はこちら(『The Medical AI Times』2022年1月24日掲載)
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