メディカルデータカード社は、慶應義塾大学病院の糖尿病・肥満症遠隔診療において医療機器メーカー各社とのクラウド連携による『拡充型血糖クラウド管理システム』の運用を開始したと発表した。
『拡充型血糖クラウド管理システム』は、 中部電力のデータプラットフォームとメディカルデータカードの「MeDaCaシステム」を活用し、 患者自身が血圧・体重・血糖値などを記録し、 医師が一元的に閲覧可能な本システムの仕組みを拡充したもの。本システムは患者の同意のもと、在宅での血圧や体重、血糖値やインスリン使用量といったデータを医師が遠隔で確認することが可能となるものだが、これまでは血糖値やインスリン使用量の入力は、 患者自身が手入力する負担感が課題となっていた。
その一方、医療機器メーカーLifeScan Japan社とアークレイマーケティング社、三和化学研究所の簡易自己血糖測定器は、各医療メーカーのアプリに自動でデータ入力されるものの医師側は患者の利用する医療機器メーカーに応じて各社のクラウドにログインする必要があるため、各社のクラウドを活用することが困難という課題があった。
今回、医療機器メーカー3社のクラウドと中部電力のクラウド連携を開始したことで、「MeDaCaシステム」を介して患者の記録データなどを医師が遠隔で医療機器メーカーや医療機関の垣根を越えてシームレスに確認できるようになった。
記事原文はこちら(『ASCII.jp』2022年1月28日掲載)
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