視覚障害者が持っている杖を「白杖(はくじょう)」という。この周囲の状況を知るための杖のような役割を果たすのが、スイスで開発された『biped』。車の自動運転技術から着想を得たという、視覚障害者向けウェアラブルデバイスだ。
『biped』は両肩にのせて使う。170度の画角をカバーする3Dカメラで、周囲の状況をキャプチャ。AIが分析し、障害物や歩行者、横断歩道、ベンチなどを検出する。検出された情報は立体音響と音声で着用者にフィードバックされ、安全に移動する手助けとなる。
現在はベータテスト中。2022年9月にヨーロッパで、2023年初頭にアメリカで発売される予定。費用は月額129ユーロ(約1万7,000円)を予定している。
記事原文はこちら(『bouncy』 2022年3月10日掲載)
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