任天堂代表取締役社長の岩田聡氏は10月30日、半期に1度の同社経営方針説明会を開催した。岩田氏が大半の時間を割いて、任天堂のハードウェアとソフトウェアについて語る中で、「娯楽の再定義」に言及したことは、今後数年間に同社が到達できると同氏が考えているビジョンを知る上で、最大の手掛かりとなる。
こうしたビジョンに向けた任天堂の取り組みの第一弾が、睡眠と疲労の可視化だ。岩田氏の説明によると、その計画では、センサ技術を用いて個人の夜間の睡眠状態を分析し、毎朝フィードバックを提示することを目指しているという。フィードバックには、ユーザーの生活を向上することを目的とした食生活や習慣の改善方法も含まれる。
岩田氏によると、「ユーザーがすることは『QOL Sensor』を枕元に置くだけ」だという。「QOL Sensorには非接触型の無線センサが内蔵され、ユーザーに直接触れていなくても、身体の動きや呼吸、心拍数といったものを計測する。こうして自動的に収集されたデータはQOLクラウドサーバに送信され、サーバはセンサによる計測データを分析して、睡眠や疲労の状態を分析した結果を視覚的に提示する」。
記事原文はこちら(『CNET Japan』10月30日掲載)
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