株式会社日立ハイテクノロジーズは、前額部の血流量変化をリアルタイムに計測し、スマートフォンやタブレットでの脳活動データ活用によるトレーニングアプリケーションの開発を可能にした、携帯型脳活動計測装置『HOT-1000』を、企業・大学の研究およびコンテンツ開発向けに9月30日から発売する。
『HOT-1000』は、近赤外光を用いた脳機能計測技術「光トポグラフィ」を活用した最新の開発製品。微弱な近赤外光を使って前額部の2点を計測するヘッドセット形状のウェアラブル型装置で、重量が約110グラムと軽量であり、装着してから約3秒で計測を開始できるため、日常環境でも手軽に使用できる。また、計測した信号はBluetooth通信でスマートフォンやタブレットに転送された後、専用の解析サーバで信号解析を行ない、解析結果がリアルタイムで端末に返信される。アプリケーション開発者は、新たな解析ソフトを必要とせずに、これまで日立ハイテクが蓄積した脳科学に関する知見や信号処理技術を活用した解析サーバを活用し、データを取得できる、としている。
プレスリリースはこちら(日立ハイテクノロジーズ、2015年9月17日発表)
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