東北大学の東北メディカル・メガバンク機構、製薬会社の第一三共、武田薬品工業、医療系IT企業のMICINは、新薬の創出を推進するため、長期的な生活習慣を追跡する共同研究プロジェクトを開始した。
プレスリリースによれば、これらの組織は約2,000人の参加者にウェアラブル追跡デバイスを貸し出す。そして1年以上にわたり、睡眠の状態、心拍数、活動のレベルなど、詳細で客観的なライフスタイルデータを収集する。
この研究では、ウェアラブルデバイスから蓄積された健康に関するデータはToMMOプロジェクトの既存患者のデータと組み合わせられる。このデータには健康診断、臨床およびMRI画像データ、ゲノム情報含まれており、創薬を含む製薬研究を加速させる。この研究はまた、生活習慣と病気との関係についてより詳細な分析を可能にするものとして見られている。
ウェアラブル健康データは、2011年の東日本大震災により被害を受けた地域の医療復興と健康増進を支援するためにヘルスデータのバイオバンクを開発しているToMMOプロジェクトによって得られた既存のコホートデータに新たな価値を付加することが期待されている。
記事原文はこちら(『mobihealthnews』2022年5月24日掲載)
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